酸熱トリートメントとは?相性が悪い髪質もあるので確認しておこう!

最近話題の酸熱トリートメントですが、「他のトリートメントとの違いは何?」「縮毛矯正と何が違うの?」とよく質問を頂きます。

酸熱トリートメントとは、髪の補修とケアを目的とした最新のヘアトリートメント技術の一つで、トリートメント剤に含まれる酸と熱の力を利用して、髪質改善を目指します。

とても魅力的なメニューなのですが、中には「ぱさぱさになってしまった」という声も聞いたことがあります。

値段も高めなので失敗されると悲しすぎますよね。

今回は酸熱トリートメントについてわかりやすく解説していきますので、検討されている方は参考にしてくださいね

今回の記事で分かる事
  • 酸熱トリートメントとは
  • 酸熱トリートメントとは「傷む」の真相が分かる
  • 縮毛矯正との違い
  • ブリーチ毛に酸性トリートメントはやめたほうがいいのかについて
  • 酸熱トリートメントとのメリットとデメリット
  • 市販の酸熱トリートメントはやめておいた方がいい理由

今回の記事を書いた人
美容師歴15年以上
酸熱トリートメント施術暦5年以上
現役美容師が語っていきますね♪

目次

酸熱トリートメントとは?

酸性トリートメントとは、グリオキシル酸を主成分の薬剤を髪に塗布して熱を加えることで、新しい結合が生まれ、髪内部のゆがみやがたつきを改善してくれる髪質改善トリートメントの一種です。

グリオキシル酸が髪の細胞レベルに働きかけ、髪の繊維質を整えてくれるということです。

酸性の力と熱で、髪に結合水を復活させタンパク質同士をつなぎあわせて、くせやうねりの改善をしてくれます。

つまり、ダメージの部分に栄養分を与えるといった一般的なトリートメントとは異なりますね。

ダメージをして壊れてしまった「SS結合」に似た新たな結合を作り出し、髪質を改善していくということです。

酸熱トリートメントは傷むって聞いたことがあるけど本当かな?

酸熱トリートメントは人気がありますが、中には「パサついてしまった」「全然くせが伸びなかった」という話も聞きます。

正直これに関しては酸熱トリートメントの種類にもよりますし、美容師の技術力によっても差がでてきますね。

髪の内部にアプローチをかける施術ですので、知識も技術も必要になってきます。

軽いくせの場合は効果がでやすいですが、強いくせの方には縮毛矯正のような劇的な効果は出ずらい場合があります。

また、縮毛矯正と酸熱トリートメントの同時施術はやめておいたほうがいいでしょう。

酸性の酸熱トリートメントと、アルカリ性の縮毛矯正が対立して熱を発生させチリチリになってしまった事例があります。

酸熱トリートメントと縮毛矯正の違い

では、縮毛矯正と酸熱トリートメントの違いは何なのでしょうか。

ストレートパーマの特徴も一緒に解説していきますね!

縮毛矯正とは

縮毛矯正とは、くせ毛や縮れた髪をまっすぐにするための技術です。

専用の薬剤を髪に塗布し、アイロンで熱を加えて、髪の形状を半永久的にストレートにすることができます。

効果は髪が伸びてくるまで続き、新しく生えてきた髪に再び施術が必要になることがあります。

縮毛矯正は髪に強いダメージを与えることがあるため、アフターケアや定期的なトリートメントが大切です。

ストレートパーマとは

ストレートパーマは、髪のくせを緩めて自然なストレートにするための技術です。

くせ毛や広がりを軽く落ち着かせることが主な目的のため、縮毛矯正ほど強力なストレート効果はありませんが、髪へのダメージも少ないです。

ただし還元剤(パーマ液)を使う点は縮毛矯正と同じ為、酸熱トリートメントより髪に負担がかかります。

くせが軽い方や、パーマを落としたい方、髪のボリュームを抑えたい方に向いていますね。

くせが強い髪の方の場合は、ストレートパーマでは完全なストレートにはならず、縮毛矯正の方が効果的です。

酸熱トリートメントとの違い

酸熱トリートメントと縮毛矯正の大きな違いは、髪に対するダメージの大きさです。

酸熱トリートメントは縮毛矯正に比べて、髪へのダメージを抑えられます。

縮毛矯正は、薬剤で髪のタンパク質の結合を切るのが特徴でしたが、酸熱トリートメントは酸と熱で結合を作るので、仕組みが全く異なりますね。

髪の内部にあるタンパク質の結合を切るので、くせをストレートにできますが、髪へのダメージも大きい傾向があります。

ブリーチ毛に酸熱トリートメントは相性が悪い?

ブリーチ毛に酸熱トリートメントを行う場合は、気をつけないといけない場合があります。

酸熱トリートメントの酸と、ブリーチのアルカリは相性が悪いからです

ブリーチをすると髪がアルカリに傾きます。アルカリに傾いた髪に酸熱トリートメントの酸性が急激に傾くと髪に負担がかかってしまいます。

せっかく入った色も酸熱トリートメントでぬけてしまうことが多いです。

そのため、ブリーチと酸性トリートメントの同時施術ができないお店もたくさんあります。

実際に私もお断りしていました。

ただ、ブリーチで傷んだ髪には酸熱トリートメントはおすすめしていますよ。

アルカリに傾いた髪が酸性に傾くまで1週間程度かかるといわれているので、ブリーチをして1週間程度たってから酸熱トリートメントすることをおすすめします。

市販の酸熱トリートメントはやめた方が良い

市販の酸熱トリートメントは実際どうなの?と疑問に思われる方もいるでしょう。

市販の酸熱トリートメントは手軽に購入でき、自宅でケアができる便利さがありますよね。

ただ、ご自分でされるのはやめた方がいいでしょう。

特に髪がダメージを受けている場合やブリーチ毛に関しては、注意して使用する必要があります。

美容室で行う酸熱トリートメントは、髪の状態に合わせて酸の濃度や施術方法をプロが調整してもらえますが、市販品ではその調整が難しいですよね。

ダメージを受けた髪に対しては、適切な施術が求められるので、市販品ではダメージを悪化させてしまうこともあります。

酸熱トリートメントは、美容師に髪の状態を判断してもらい、最適な施術を任せる方がいいでしょう。

ホームケアなら「ワンダーシールド」がおすすめ

自宅でも髪質改善を行いたいのであれば、私がおすすめしているのは資生堂「ワンダーシールド」です。

美容室で資生堂サブリミック酸熱トリートメントを施術した後にも使用するワンダーシールドは、ホームケアでも本当におすすめです。

使い方はとても簡単、シャンプーをした後の濡れた髪につけて乾かすだけです。

ミストタイプですので手がベタつかず手軽に使用できますし、なんと、3日に1回のしようで十分効果が表れてきますよ。

そして濡れた髪が1.5倍ほど早く乾くと言われています。

タバコの匂いや花粉などの様々な外的ストレスから髪を守ってくれますよ。

使えば使うほど髪が良くなっていく!とお客様からも大好評です♪

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まとめ

今回は酸熱トリートメントについてまとめました。

よかれと思って施術を受けた結果、ダメージを受けてしまった、なんてことのないように、しっかりと下調べをしてから施術をうけましょう。

ブリーチや縮毛矯正をされている方はそのことも美容師さんに伝えましょうね。

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました♪

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